HOME
>
ABOUT
各種放射線検査の被ばく線量解析を行うとともに、多角的な放射線計測および放射線防護の手法の構築、放射線検査による人体への影響を評価することなどを目的に、日々研究活動を行っています。
医療現場において、放射線診断はもはや無くてはならないものとなっています。しかし、放射線を使っている以上、人体に何らかの影響を及ぼしうることは否定できません。放射線診断による被ばくは比較的少なく、その少ない線量で人体への影響が生じるかどうかに関しては、科学的に証明するのは難しいのが現状です。
そのような状況において安全かつ安心できる放射線診断を提供するためには、放射線診断における被検者の被ばく線量を適切に評価するとともに、可能な限り被ばく線量を抑えていくことが必要です。
私たちの研究室では、実際に放射線を測定するための線量計を用いた測定や、コンピュータ上でのシミュレーションによる解析、および実際に得られる画像の画質評価などを通して、より安全かつ安心できる放射線診断を目指した研究活動を行っています。
より精度の高い被ばく線量情報が取得できれば、その情報を基に撮影条件の最適化が可能となります。本研究室では撮影条件の最適化に向けた研究にも取り組んでいます。