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福島 光太朗

(2024年3月 博士前期課程修了)


 
みなさん初めまして。2021年4月から2024年3月まで松原研でお世話になりました、福島光太朗と申します。私は透視手技中の内視鏡医の水晶体被ばく線量評価や、放射線防護眼鏡、水晶体用線量計に関するテーマで研究させていただきました。
 
今回は私が松原研を選択し、博士前期課程への進学を選択した背景を書いてみようと思います。読んでくださっている方の進路選択等の一助になれたら幸いです。
 
まず私が松原研を選択した理由は、松原研の和やかかつやる時はしっかりやるというメリハリのある雰囲気に惹かれたからです。大学院への進学は少し興味がありましたが、研究活動というものの想像がつかず、難しそうだし私にできるのかなと思っていました。そのため周りが就活を始めると私も焦り出し、就職試験を受けました。しかしご縁がなく、その後進路に悩む私に松原先生が進学してみたらとお声をかけて下さりました。その言葉で私の迷いは吹っ飛び、進学を決心しました。
 
そこからは怒涛の研究生活が始まりました。毎日のように小型線量計をアニーリングし、透視室に長時間引きこもっていました。今思うとこれも学生らしくて良い思い出です。また、私は緊張症なので毎回学会発表の時は手を振るわせながら舞台に立っていました。国際学会での発表が決まると急いで英語の勉強をし、何回も音読練習をしました。英語論文の執筆はさらに過酷なもので、査読対応に何度も頭を抱え松原先生にたくさん助けていただきました。
 
そして修了した今思うことは、本当に進学して良かったということです。松原研で過ごした毎日は貴重な体験ばかりで、あの時私が進学を選択できていなかったら一生経験できないであろう事ばかりだと社会人になって気付かされました。進学に少しでも興味のある人へ、社会人になる前に2年寄り道してみるくらいの軽い気持ちでいいと思います。あとは毎日を大切に過ごしていけば2年後には素晴らしい経験が手に入っていますよ。
 

(著者は中央の緑色の服を着た男性) 
 

廣澤 文香

(2022年3月 博士後期課程修了)


 
私は学部から博士前期課程に直接進学し,博士前期課程2年生の時は社会人院生として在籍していました.博士後期課程には前期課程を修了してから3年後に入学し,2022年に博士号を取得することができました.4年生になるまでは大学院に進学するつもりはまったくありませんでしたが,越田研究室で松原先生に指導してもらいながら研究を進めるにつれて実験することの楽しさや結果が出たときの喜びを感じ,研究を続けてみたいと思い大学院に進学することにしました.
 
在学中は全国各地や海外で開催された学会に参加しましたが,特に印象に残っているのは初めて学会発表を行ったJRCとマレーシアで行われたAOCMPです.発表の練習をたくさん重ねたことや発表が終わるまでの緊張感,発表の後にいろいろな名所に観光したことが今でも思い出されます.また,論文投稿に関しては査読者からのコメントに苦労することが多々ありましたが,採択の結果がきた時は苦労が報われたように感じとても嬉しかったのを覚えています.現在でも,自分の書いた論文が引用されているのをみると論文を書いてよかったな,次も頑張ろうという気持ちになります.
 
入学当初は時間がたくさんあるように思っていましたが,終わってみるとあっという間だったように感じます.在学中にもっと研究をやっておけばよかったなと思い出されることがあるので,後輩の方々には後で後悔しないように学生生活を過ごしていただけたらと思います。あと,松原先生は学生一人一人にあった指導をしてくれていると思うので,どこの研究室に入ろうか迷っている方には,松原研究室を自信を持っておすすめしたいと思います.
 

 
 

 

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