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佐野 玲奈(旧姓:大久保)

(2019年3月 博士前期課程修了)


 
みなさん、こんにちは。
私は2017年4月から2019年3月まで、松原研究室に在籍していた、佐野(旧姓: 大久保)玲奈と申します。私は被写体断面内におけるCTのX線エネルギー測定をテーマに研究していました。特に、実測とシミュレーションの値を比較し、測定方法の評価を行ったりしていました。
 
これを読んでいる皆さんは、「研究室どうしよう、大学院進学どうしよう」と、お悩みかもしれませんね。私も学部3年次、大学院進学を悩んでいました。参考になるかは分かりませんが、私が松原研に入って経験したことや、大学院に進学してよかったことをお伝えしようと思います。
 
2年間の研究生活で思い出に残ることはたくさんありますが、特に印象深いのは、国際学会で発表したことです。修士1年次にタイ医学物理学会に参加し、初めて英語での発表を経験しました。緊張しましたが、しっかり準備してきたことを発表できたのでとても達成感がありました。
また、現地の学生とも交流する機会を得ることができたことや、タイの料理や観光を楽しんだことも良い思い出です。学生時代の国際交流経験が、社会人になった今でも財産になっています。
 
また、研究を通して学んだ「わからないこと」に対する考え方、解決の仕方や、発表のテクニックは、働き出してからも大いに役立っています。それと、単純に修士卒という経歴が、人生における選択肢を広げてくれるということも経験しました。
あの時、大学院に進学するという決断のおかげで、今の私が形作られていると感じます。
もし今、大学3年生の私に会えるなら、「今しかできないことをしておいたほうがいい」と伝えると思います。偶然が重なって、予想もしない素敵な出会いが待っているかもしれません。進学しないことを少しでも後悔しそうなら、大学院への進学をおすすめします。 

 
(著者は右から2番目)
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